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1999年7月Brian Wilson が来日し、大阪と東京で4回のコンサートを行いました。
チケットを購入し、コンサートに足を運ぶ私たちファンの胸の内は、誰しも少々複雑であったのではないでしょうか。カムバック、音楽、歌声、ビーチ・ボーイズの再現、全てに期待と不安がつきまといます。伝説を見届けるんだ!という人から、生きていてくれればただそれで十分という人まで・・・ しかし、家路につく私たちの心には共通の思いがありました。ブライアンの音楽が聴衆全ての心を満たしてくれたと思います。 "Add Some Music To Your Day" と "Love and Mercy" この2つほど、うまくこのコンサートを現した「言葉」を思いつきません。もちろん「ロックンロール」と「長い髪の少女」も健在でありましたが。 今回の来日コンサートはブライアンのキャリアを包括した見事なものでありました。コンサートの内容に関しては、比較的あちこちで語られていますので、この小特集ではコンサートの持った意味について気付いたことを紹介させていただきたいと思います。ちょっと背伸びして、私が感じたポピュラー音楽のひとつのあり方などもお伝えできれば幸いです。このコンサートは感動だけではありません、ちょっと画期的なものでありました。 たかはしかつみ (この原稿は山下家MLへの投稿を加筆修正したものです.) |
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