達郎書き起こしプロジェクト by ロック軍曹とサーカスタウン2000/06/25 Sunday Song Book「ジューンブライド特集」
山下達郎/Juvenileのテーマ〜瞳の中のRainbow 2000/07/12 発売予定 Single *1
竹内まりや/本気でオンリーユー(Let's Get Married) 1999 Single c/w「もう一度」, 1984『Variety』
Nick Lowe/I Knew The Bride(When She Used To Rock And Roll) 1985『The Rose Of England』*2
Carpenters/Because We Are In Love(The Wedding Song) 1981『Made In America』
山下達郎/愛を描いて-Let's Kiss The Sun- 1979『Moonglow』
山下達郎/Your Eyes 1982『For You』
*1 東宝のSF映画「ジュブナイル」主題歌。マキシCDシングル。
c/w「アトムの子(Live Version)」。
*2 英国人だが昔からアメリカナイズされたスタイルでやるミュージシャン。
元Brinsley Schwalz, Rockpile。
Produced by Huey Lewis, Engineered by Bob Clearmountain.
邦題「ロックンロール・ブライド」。
*3 Richard Carpenter & John Bettis作。Engineered by Roger Young.
内容の一部(鈎括弧内は達郎氏のコメント)
・近況
「竹内まりやライブのバンマスをやっていて、リハーサルがスタートいるがこ
れで大変(笑)。自分の場合は20年もやっているので、やりなれた曲を先にやり
つつ、新曲のスコアを試しつつやる感じだが、まりやの場合は結婚してから初
めてのステージなので、真っ新のニュースコアを作らなくちゃならない。しか
もリハーサルの時間が新早いので、いつも寝る時間が起きる時間になっている。
時差ボケというかLAでレコーディングしてるようなもの(笑)。しかも奥さんの
曲は自分と違ってロックンロールなので、自分の曲とギターを押さえる場所が
違って肩が凝る。ここ数年で一番つらい一週間。でも死んでも番組のマスタリ
ングはやめません(笑)」
・ジュブナイルのテーマ
「イベントと同じ7/12の発売ですが、ステージで演奏する訳ではありません(笑)
マキシシングルのカバーは映画に出てくるテトラという可愛いロボットが私の
写真を持っている画。年・分不相応、よくわかりませんが(笑)。」
・ジューンブライドの由来
「ものの本によるといくつか説があるが、一般的にはギリシャ〜ローマ神話が
起源と言われる。Jupiterの妻のJunoから6月の月の名前が出たと言われている。
Junoは婚姻と女性の権利を守護する女神であり、それにあやかりこの月に結婚
すると幸せになれると言われた。またヨーロッパでは6月は気候がいい季節で
あることからも結婚シーズンとなった。日本では、まあとにかくギリシャ、ロー
マ神話だろうが、キリスト教だろうが仏教だろうが、都合がいいものは全部取
り入れてしまう、この日本の体質に合ってしまう。バレンタインだろうが、お
盆だろうが、お節句だろうが、ミレニアムだろうが何でもいい。商売に継る物
なら、立っているものは猫でも使うという。そういう世界ですのでジューンブ
ライドを語らないと商売にならない。私の番組もそういう訳で見事に口車に乗
せられてこういう羽目になっている。」
・ウェディングBGMテープ
「男の方が結婚式の前は浮わついて、気もそぞろになる。私も入場から会食ま
でテープを作りまして、Momentsの「I Don't Wanna Go」なんて失恋の歌なん
か入れたりして、ぶたれましたけど(笑)。結婚式というと思い出があり、前の
日にBGMの作っていて、会食の一番最初にリヒャルト・シュトラウスの「英雄
の生涯」を入れたくなり、銀座のレコード屋へ買いに行った。裏通りに車を止
めたら、当時82年は車を閉めると内からキーがかかるようになってて、鍵を入
れてエンジン駆けたまま閉めて中に入れなくなってしまった。結婚式の前でど
こか気もそぞろだったのでしょう。JAFに電話したら込んでいて2時間かかると。
仕方がないので事務所に戻り、2時間後に戻って見たら、車の前の公衆電話の
中に私の財布を2時間も放置していた(笑)。結婚式当日の思い出よりそちらの
印象の方が強い。そこまでして選曲しなくてもいいのにと思いますが(笑)。」
・Because We Are In Love
「結婚の前の娘の気持ちを歌った曲。さだまさしさんが山口百恵さんに書いた
「秋桜(コスモス)」のアメリカ版のような内容。Roger Youngは、1984年の頭
にA&Mのスタジオでまりやの『Variety』のコーラスやサックスなどのソロ関係
を録音した人で、先の「Let's Get Married」の間奏のErnie Wattsのサックス
もこの人が手掛けている。すばらしい腕をもったエンジニア。」
今後の予定ですが
・7/2は「棚からひとつかみ」
・7/9から3週間ほど「Leiber & Stoller特集」を予定。
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