2000/10/08 Sunday Song Book「棚からひとつかみ」

達郎書き起こしプロジェクト by ロック軍曹とサーカスタウン

2000/10/08 Sunday Song Book「棚からひとつかみ」

シュガーベイブ/Show 1975『Songs』
AC/DC/Highway To Hell 1979『Highway To Hell』*1
Strawberry Alarm Clock/Tomorrow 1968 *2
Poco/Find Out In Time 1977『Indian Summer』*3
The Band/King Harvest 1969『The Band』*4
Gorgoni, Martin & Taylor/Fill In The Last Line 1972『Gorgoni, Martin & Taylor』*5
The Critters/Marrying Kind Of Love 1967 *6
山下達郎/群青の炎-Ultramarine Fire- 1998『Cozy』

*1 アメリカでの出世作。邦題「地獄のハイウェイ」。達郎氏がもし格闘技の選
手だったら入場のテーマに使いたい曲とのこと。
*2 西海岸の6人組サイケグループの2ndヒット。全米23位。デビュー作の「Incense
And Peppermints」は1967年にNo.1。
*3 元Buffalo SpringfieldのJim MessinaとRichie Furayが結成したグループ。
この頃はTimothy B. Schmitを中心とする4人組。まりやさんが一番好きな
Pocoの曲とのこと。
*4 2ndアルバム。最近1st～4thのボーナス付きリマスターCDが出た。
*5 Al Gorgoni, Trade Martin, Chip Taylorの３人組。Buddahレーベル。2ndア
ルバム。最近BMGよりCD化。曲はMartin & Taylorの共作。
*6 Don Cicconeを中心とするNew Jerseyの5人組ボーカル＆インストゥルメンタ
ルグループ。Cicconeは後にFour Seasonsに加入。曲はAnders & Poncia作。

一節
Wild Thing (The Troggs)
I Can't Let Go (The Hollies)
いろんなコード弾き
Fill In The Last Line

内容(こする程度)

・竹内まりやのライブCD『スーベニール(Souvenir)』

「マスタリング完了し、無事工場へ出ました。予定通り11/22に発売できます。」

・The Band

「彼らは2ndと3rdを良く聞いた。特に2ndはドロップアウト寸前の高校時代に
聴き込んだ。世の中には不思議な音楽は色々があり、Brian Wilsonの『Pet
Sounds』もそうだが、The Bandの2ndぐらい奇妙な音楽もない。あの当時から
どういう構造なのか考えながら聞いたが、ちっともわからない。今回久しぶり
に聞いたけど、やっぱりわかりません。パターンというものから全く逸脱して
いる。最も奇妙なのがラストの「King Harvest」ですが、でも大好きな曲。」

「世の中で一番コピーしずらいバンドの一つ。難解な歌詞に難しい演奏。『南
十字星』が出たらThe Bandの特集でもしましょうか。うちの奥さんはRobbie
Robertsonと個人的に知合いなので、隠れた話を沢山知っています。今度呼ん
で特集やりましょうか。」

・Gorgoni, Martin & Taylor

「CSNYの影響を受けた、NY周辺の作曲家/プロデューサ/スタジオミュージシャ
ンによるチーム。Al Gorgoniは主にアコースティックギターのスタジオミュー
ジシャンでありプロデューサ。Trade Martinは作曲家。Chip Taylorも作曲家
＆プロデューサだが、３人の中で最も有名で「Wild Thing」やGorgoniと組ん
で「I Can't Let Go」などを作っている。シュガーベイブの頃にこのアルバム
を聴き込み、大変影響を受けた。特にTrade MartinはNY派の作曲家として大変
良い曲が多く、アルバムでもこの人の作品が光るものがある。」

「自分が中学～高校の頃は、コードブックを読んで、３和音(C,F,G)をギター
を弾いたりしたが、メジャー7thというコードがあり、ああ綺麗だな、その次
に憶えるのが分数和音でF/Gとか、こういうのがあることを発見したのがNYの
ソングライターの作品を聞いてです。「Fill In The Last Line」のDmaj7と
G/A、これを19ぐらいの時にきくと、ああ凄いなという感じ。今だにそれから
抜けられない。」

「シュガーベイブの元マネージャーの長門芳郎さんが、遂に出たBarry Mann
『Lay It All Out』同様に復刻してくれました。Barry Mannがお好きな方なら
お勧めです。」

今後の予定ですが

・10/15は「ギタリスト特集」
・10/22,29は「わがままリクエスト」を予定。

circustown.net による放送書き起こしです。文責 circustown.net。抜け誤りはお知らせください。