達郎書き起こしプロジェクト by ロック軍曹とサーカスタウン2001/11/11 Sunday Song Book「Carole King 特集 Part 1」
The Chiffons/One Fine Day *1
Carole King/Under The Stars *2
The Shirelles/Will You Love Me Tomorrow *3
Bobby Vee/Take Good Care Of My Baby *4
Little Eva/The Locomotion *5
Steve Lawrence/Go Away Little Girl *6
Gene Pitney/Every Breath I Take *7
The Everly Brothers/Crying In The Rain *8
Bobby Vee/Sharing You *9
Gene McDaniels/Point Of No Return *10
The Drifters/Some Kind Of Wonderful *11
The Drifters/Up On The Roof *12
Carole King/Take Good Care Of My Baby (Demo) *13
Carole King/It Might As Well Rain Until September *14
*1 1963年夏の全米ベストテンヒット。Carpentersのカバーでも有名。
*2 1958年暮れに発売。16歳。
Carole KingのBiography紹介で達郎さんの話の後ろでかかっていました。
Carole King本人による作詞。
*3 1961年1月の全米No.1ヒット。
Scepter Records、New Yorkのレコード会社
*4 1961年9月に全米No.1ヒット。
Liberty Records、Los Angelesのレコード会社
*5 1962年8月の全米No.1ヒット。
Carole Kingのベビーシッターだった彼女が、この曲にフリをつけて
リビング・ルームに入ってくるのを、Caroleが見てこの娘に歌わせようと
思ったという伝説がある。
*6 1963年1月(発売は62年暮れ)の全米No.1ヒット。
*7 1961年秋、全米42位。
Phil Spectorのプロデュース。
*8 1962年春のベストテンヒット。
作詞は、Howard Greenfield。
*9 1962年初夏のヒット曲。全米15位。
*10 1962年秋のヒット曲。全米21位。
*11 1961年春32位のヒット曲。。
*12 1963年春のベストテンヒット。
*11、*12共にLeiber and Stollerのプロデュース、Rudy LewisのLead Vocal。
*13 ピアノに歌をかぶせたシンプルなデモ・テープ。
*14 1962年秋のヒット。全米22位。
Dimensionレーベルから発売。
・一節
The Locomotion
カナリア諸島にて
他、クリシェの例を3つほど
内容
・オープニング
「どうしてもDavid Gatesのテープ(資料一式?)が見つからず、今月末まで
に整理しながら見つけていきたいと思います。今週は予定通りCarole King
特集。」
「Carole King特集と言うと、70年代のシンガー&ソングライターとしての曲
をリクエストされる方もいらっしゃいますが、60年代頭の作曲家として活動
していた時代の特集です。」
「Carole Kingは、シンガー&ソングライターという言葉が発祥したときか
ら元祖ですが、その前は、第二次世界大戦後のアメリカのロックン・ロール
いわゆるアメリカン・ポップスという世界で最も成功した作曲家です。旦那
さんのGerry Goffinと一緒にKing-Goffinというコンビで幾多のヒット曲を
作ってまいりました超有名な人です。」
「珠玉の名曲、レアなもの、11月残りの三週間をかけて特集しますが、今週
は有名どころが綺羅星のごとく登場いたします。」
「特集を始めたのはいいが、ヒット曲が多すぎて今日はどこまで行けるか、
私の荷には重いかもしれませんが、頑張っていきたいと思います。」
・アメリカン・ポップス
「一般的には1960年頭からThe Beatlesが出てくる64年頃までの数年間のこと
を差します。50年代にRock'n'Rollを聞いて育った十代から二十代前半の人達
が、それぞれ作詞、作曲、歌、演奏、プロデュースなどを始め、レコード・
マーケットに参入したため一気に年代が若返り、十代のリスナーが十代の歌手
のレコードを聞くTeenagerの音楽、大アイドル歌謡ブームとなりました。これ
をアメリカン・ポップスと呼んでいます。そこで最も成功したソングライター
コンビがCarole KingとGerry Goffinの夫婦でした。」
・Carole King
「本名Carole Klein。ニューヨーク、ブルックリン生まれ。四歳からピアノ
を始めて、50年代にRock'n'Rollで目覚め、曲を書くようになったが、詞の方
がうまくいかない。最初のうちは詞も自分で書いていたが、知り合ったGerry
Goffinは詞がうまく、一緒に創作するようになり、60年代は夫婦で作家として
活動するようになった。」
「下積み時代がほとんどなく、出したらほんの数作でナンバー・ワン・ヒット
が出る。この夫婦コンビで61年から63年だけで、4曲のNo.1ヒットがあります。
ちなみにBarry Mannは(現在のところ)全生涯で2曲。」
・Gerry Goffin
「Carole Kingがなぜここまで売れたかと言うと、Gerry Goffinの詞もあるん
です。日本で言えば松本隆さんみたいな感じ。格調が他の作詞家と全然違い
ます。Gerry Goffin大ファンなんで、弁護してみました。」
・クリシェ(Cliche)
(同じコードが続くときに、単調にならないようメロディーが)上がったり
下がったりする手法。ミュージカルやカントリーでもよく使われていて、珍
しいわけではないんですが、彼女は好んで使っていて、後にかなり真似され
るようになります。
# クリシェをネットで調べた結果、括弧内のような印象を受けましたが、音楽
に詳しい方よろしくお願いします。
「日本でCarole Kingについて一番詳しいのは大滝詠一さんなんで、新春放談
のときにでも、言い足りないことはフォローするようにします。そうじゃな
いと曲がかかりません。」
・Q&A
Q「Barry Mannに比べると、これがCarole Kingだという曲がありませんね。」
「これは誤りです。弁護するわけではないんですが、真似されまくったんで、
本家が希薄になってしまったんです。B.B.Kingがコピーされまくったのと同
じです。」
・業務連絡
「来年予定しているBMG(RCA)ツアー、先週20本と言ったらしいんです
が30本です。30カ所ではありません。予定してるのは、北海道、仙台、東京、
横浜、名古屋、大阪、広島、福岡、鹿児島、松江かな?10カ所30本かな?
うろ覚えですが、あと数週間したら確定したのが出てきます。」
・クロージング
「かなり駆け足でお送りしましたが、来週からの余裕を持たせるためにとい
うことで。」
# 海老原さん宛にお祝いのメッセージがありました。現在引越中の海老原さん
でしょうか?月並みですが、いつまでもお幸せに。
メッセージ読まれた方、残念ながら読まれなかった方、今週お祝い事のある
方、皆様おめでとうございます。
今後の予定
・Carole King特集、来週Part 2。
# 今週は曲がフルコーラスかかるものが少なく、特にアメリカン・ポップスと
キャロル・キングの経歴を紹介するところでバックにかかる曲を入れるか入
れないかで迷いましたが、曲目紹介がありましたので、入れておきました。
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