達郎書き起こしプロジェクト by ロック軍曹とサーカスタウン

2003/06/08 Sunday Song Book「棚からひとつかみ」



山下達郎/フェニックス(TV Opening) 2003/6/11発売 Single *1
The Masqueraders/Desire 1980『The Masqueraders』*2
George Jackson/Unlock Your Mind 2002『In Muscle Shoals』*3
Michael Bloomfield & Al Kooper/59th Street Bridge Song(Feelin' Groovy)(LIVE)
1969『The Live Adventures Of Michael Broomfield And Al Kooper』*4
The Manhattans/Kiss And Say Goodbye 1976『The Manhattans』*5
島谷ひとみ/元気を出して 2003/6/4発売 Single *6
山下達郎/2000トンの雨(Movie End Title) 2003/6/11発売 Single *7

*1 NHK総合テレビ番組「地球だい好き 環境新時代」のオープニング用に作成したイ
ンストに続いて歌が一節出てくるバージョン。
*2 全米ソウルチャート38位。3rdアルバム。Bangレーベル。未CD化。プロデュース
はJames Stroud(ドラムも演奏)。
*3 60's〜70'sのサザンソウル界の有名な作曲家が昨年に出した新譜。1978年の
Staple Singersへの提供曲のセルフカバー。George JacksonとJimmy Johnson
(ギタリスト)の共同プロデュース。
*4 1969年9月San FranciscoのFillmore Westでの三日間のセッションを記録した二
枚組ライブアルバム。邦題は『フィルモアの奇蹟』。Al Kooper(org), Michael
Bloomfield (g), Skip Prokop (ds、CanadaのPaupersのメンバー。後に
Lighthouse), John Kahn (b, 後にGrateful Dead周辺へ)の四人によるセッショ
ン。オリジナルはSimon & Garfunkel。
*5 1976年全米第1位。邦題「涙の口づけ」。ソニーミュージックよりデジタルリマス
ターでの再発。Produced by Bobby Martin. 作曲はリーダーのWinfred "Blue"
Lovett。
*6 竹内まりやのカバー。NHK夜の連続ドラマの主題歌。
*7 映画「恋愛寫眞」のエンドタイトル用。本編にアカペラのプロローグと弾き語り
のエピローグを付けた。本邦初オンエア。

内容

・近況

「来週よりオンエア予定のSSB公開録音のリマスタリング中。録音時に静電気発生
による多量のノイズが発生して除去に苦労。続けて行ったファンクラブイベントの
録音を使うことも検討する。」

・Al Kooperと『フィルモアの奇蹟』

「6/15からAl Kooperが来日して、東京と大阪だけですが4本ほどライブを行いま
す。本当は来週の日曜日に"Welcome to Japan! Al Kooper!"といって一曲かける
のが良いけど、SSBは来週から特集があるので。Al Kooperの来日に併せてソニー
ミュージックから彼の全作品の紙ジャケデジタルリマスターCDが完全限定で出るの
で、その中から1曲。Al Kooperはいろんな経歴がある人で、最初はNYのセッショ
ンギタリストから始まり、作曲家をやってみたり、Bob Dylanのところに潜り込ん
で名前を上げました。その後はBlues Project、Blood Sweat & Tearsなどいくつ
かグループを経て、ソロ活動へ。ミュージシャンというよりはプロデューサー感
覚。
コンセプトを作るのがとても上手な人で、彼の代表作の一つに『Super Session』
(1968年)という企画があります。Al Kooper(org, p)、Mike Broomfield(g)、
Stephen Still(g)の三人で行ったセッションアルバムで、全米でゴールドディス
クになるヒットになりました。その延長で1968年9月のSan FranciscoのFillmore
Westで3日間セッションが行われました。この時の演奏が二枚組のライブアルバム
として1969年に発売され、当時日本では発足したばかりのCBSソニーがプッシュし
て非常に売れました。我々世代なら誰でも知っているアルバム。Norman Rockwell
が初めてRockのジャケットデザインを手がけたことでも話題になりました。1曲目
がSimon & Garfunkelの有名な「59番街橋の歌」ですが、原曲のイメージを全く変
える斬新なアレンジ。ドラムのSkip Prokopの手数が素晴らしい。」

「デジタルリマスターされた物を今聞くと、歌を直しているのがはっきりとわかり
ます。元の歌がちょっと聞こえている。まあご愛嬌。また間奏の後に作曲者のPaul
Simonのコーラスが後からスタジオで被せてある。Paul SimonとAl Kooperは幼馴
染なので、これはプロデューサーAl Kooper一流のお遊びですね。」

・島谷ひとみの「元気を出して」

「アレンジは若い世代のアプローチだと思いますが、イントロと間奏は完コピで素
直に聞けます。」

・Q&A

Q: 環境保全に取り組んでいますか?

「プリンターはファックスの余り紙を使っています。」




circustown.net による放送書き起こしです。文責 circustown.net。抜け誤りはお知らせください。


Copyright (c) circustown.net 1999 - 2006, All Right Reserved