■独立プロデューサーとしての活動 〜Cameo-Parkway, Swan 時代 Heritage レーベルでは The Dreamlovers の他に The Superbs, The Tams といった Doo-Wop グループのシングルをリリースしましたが、The Dreamlovers 以外はいずれも不振に終わりました。Heritage レーベルを1962年に閉じ、フィラデルフィアの大手のレコード会社 Cameo-Parkway 等に仕事の場を移して独立プロデューサーとしてその活動を存続させます。その Cameo-Parkway 以外でも Swan, Colombia, Laurie といった会社でその活動の場を広げていたようです。 ・Dee Dee Sharp Cameo-Parkway で1962年に " It's Mashed Potato Time " というダンスナンバーをヒットさせた黒人ガールシンガー Dee Dee Sharp に Jerry Ross と Kenny Gamble は " He's Ordinary Guy " というナンバーを曲を提供。 そのレコーディング・セッションを通じて、Ross は Dee Dee Sharp に Kenny Gamble を紹介し、2人は交際を開始、ついには結婚にゴールイン。Dee Dee Sharp Gamble を名乗りその後、Kenny Gamble の Philadelphia International でいくつかのアルバムをリリースします。
・Four Epics 白人ティーン・ネイジャー4人組で White Doo-Wop スタイルのグループ。メンバーは James Mullen, Jack McNight, Micheal Neil, Richard Lalli。1964年、Laurie から出した " Again " という心躍るナンバーをリリース。アレンジには、後に The Happenings や Laura Nyro の『First Songs』(1973)を手掛けた Herb Bernstein が担当。この Four Epics は以前に The Vespers と名乗っていたようで、1963年に Swan から Ross のプロデュースにより、" Mr.Cupid " という曲を出しています。
・Kenny Gamble Thom Bell とのデュオグループ、Kenny & Tommy 以前にも Kenny Gamble は Thom Bell とともに The Romeo なるグループを結成していたようです。結成は1961年でフィラデルフィア、メンバーには Thom Bell, Karl Chambers, Roland Chambers, Kenneth Gamble, Winnie Walford の名が資料に残されています。The Romeo は未聴なので、是非聴いてみたい。Heritage レーベル以降、Kenny Gamble は Jerry Ross の相棒としてそのソング・ライティングの腕を磨きます。 一方、Columbia でソロ・シンガーとしてレコードを数枚リリース。1964年に出した " You don't Know What You Got Until You Lose It " は Gamble-Ross の作品。アレンジは ポップ・フィールで活躍していた Jimmy Wisner が担当。後にこのナンバーは Jerry Butler によってカバーされました。 |
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