Bay City Rollers

I Only Want To Be With You

1975/2002 BMG BVCM-39902 / CD Single





 こんなシングルが?! とレコード屋の棚で見つけてびっくりしたのが、Bay City Rollers 1976年の大ヒット「2人だけのデート」。現在放送中のドラマ「ギンザの恋」の主題歌ということで、ばりばりの再発ニューシングル。カタカナで「ギンザ」というと、ギンザNOWを思い出しますね。Rollers とも相性ばっちりかな。
 Queen、Kiss、Rollers この英国3バンドがなんといっても当時のティーンの定番。このことは、わかる世代には説明不要、ですが、わからぬあなた、心配ご無用。大したことではありません。ということで詳細はカット。とにかくすごいアイドルですよ。特に Rollers はエジンバラの貴公子、最上級。我が家にも「あのタータンチェックのマフラーが欲しかったんだわ」なんてえ人間が約一名いることが判明。それで当時中学生の僕ですか?僕は Rollers なんて女子供のものだと思ってましたね。発声は安定しないし、カッコは変だし(何故ジャケットを裸に着ているのだろう)、Beatles 好きだったし、そういえば何か Beatles と Rollers は当時妙なライバル関係にあったような気がいたします、おかしな話しですが。


 さて、この「2人だけのデート」ですが、改めて聞いてみても素晴らしい。強力なリズム(タムはエコーたっぷり)にクールなベース(べべんか♪べべんか♪)、そこそこ上手いコーラスワークに Leslie の憎いヴォーカル。間奏がこれまた聞きもので、華麗なストリングスに分厚いブラス。もう一分の言うことも無し。どうだ参ったかあ、参りました。やっぱり、歌が上手いとか下手とかいう問題じゃないんだよな。ところで、Rollers というとメンバーの名前を唱えるのが重要ですね。Leslie、Alan、Derek、Eric、Woody これが一番有名なラインアップだと思います(この曲もそう)。そのリリース直後に Alan がぬけて Ian が入ります(Pat はこの後、おさらい終り)。ちなみに、メンバーの名前くらいは言えた人多いと思いますが、名字はわかりますか?ぼくは Woody の「名字」だけ思い出せませんでした(ははは)。
 このオリジナルは、Dusty Springfield 1963年、イギリスからのヒット曲。いわゆる British Invasion の初期の大ヒットであるということ、女性のヒット曲であったということ、元から曲、アレンジ、歌唱、どれをとってもいうことの無い素晴らしさであったことを確認しておきたいと思います。Dusty については場を改めて語りたい人です。いずれにせよ Rollers のカバーセンスは大変優れていました。
 おまけです。この曲には秘密が隠されてるの知ってました?最後の「Hahh」ってコーラスのフェイドアウト際(8回目)。CDにも入っててよかったー。中学の時、友達の家ででっかい音で聞きました。一緒に聞いていた関ちゃん、しっぺ、ユノ、どうしているかなー。

(たかはしかつみ)





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