Joanie Sommers

I'm Gonna Know He's Mine(Mann-Weil)

1961-1995 " Joanie Sommers-Hit An Rareties " MARGINAL MAR001/CD





 Joanie Sommers は1960年代に活躍した女性歌手の中で好きな部類に入る歌手。
特長あるけだるい感じの鼻のかかったハスキーボイス、それでいてとてもキュート。ちょっとだけ、園まりさんにかぶっている感じの声、ノン・ビブラートな声って色っぽくてどっか惹かれるんですよね(笑)


 ミュージカル『Bye Bye Birdie』の挿入歌「One Boy」、そして1962年のビッグヒット、「Johnny Get Angry」で不動の地位を築いた彼女ですが、その後ポップスのみならず、ジャズ・ボーカル、ボサノバなど多彩なジャンルでレコードを残しました。さすがショービズ出身の人。ムーディーなジャズ・ナンバーを歌わせても感情たっぶりに酔わせてくれます。
 彼女のジャズ・テイストのアルバムは比較的CD化されているのですが、シングルで発売された曲をまとめて聴く機会はあまりありません。現在、強力なガール物のコンピで知られる Marginal Records の1995年に出した第一弾が、この『Joanie Sommers-Hit An Rareties』でした。レアなシングル盤を含め、大ヒット曲「One Boy」、「Johnny Get Angry」など王道ポップスからジャズ・オリエンテッドな作品まで全31曲、彼女の多彩な曲を聴くことができます。
その中でも「I'm Gonna Know He's Mine」は、Barry Mann-Cynthia Weil コンビが書いたキュートで可愛いポップナンバー。達郎さんのSSB「Barry Mann 特集」でもオンエアされました。、Barry Mann はこの曲以外にも「I'd be So Good to You」というナンバーも提供しています。

 Joanie Sommers は、1967年に Burt Bacharach が音楽を手がけたテレビ・サウンドトラック『On the Flip Side』に参加。Bacharach らしい弾けたメロディーに、ナイスガイ Ricky Nelson との甘いデュエットなど、これもお勧めのアルバム。国内盤でCD化となりました。

(富田英伸)





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