SSBで「レイ・ブラッドベリ追悼特集」がありました、ブラッドベリの怪獣映画の話題です
2012.07.02
THE BEAST FROM 20,000 FATHOMS
Ray Bradbury
The Fog Horn (1953)
こういう感じでの特集は初めてでしたね。
放送の中であった「霧笛」の新作映画化の話、
いろいろ探したんですが、見つかりませんでした。
(自主制作映画は計画があったみたいですが)
でも過去には「霧笛」を下敷きに映画化されてますね。
「原子怪獣現わる」(1953)
THE BEAST FROM 20,000 FATHOMS
実はこの映画、僕みたいな怪獣バカには、
ハズせない重要な映画なんです!
特撮は大大好きなレイ・ハリーハウゼンが担当。
レイ・ハリーハウゼンとレイ・ブラッドベリは同じ年で高校からの同級。
2人とも「レイ」を名乗るくらいだから仲良かったみたいですね。
そんな2人の夢が結実したのがこの映画。
若い2人はうれしかったと思います。
何故、この映画が「怪獣好き」にとって重要かというと
これを観た東宝の田中友幸さんや円谷英二さん達が、
「うむ〜これは凄い!次はこれだ!」と言って、
(ほんとに言ったか知らないけど)
あの「ゴジラ」が翌年誕生したことが定説になっているからです。
ですので、
日本の怪獣オタク達はこのレイ・ブラッドベリさんの「霧笛」
に足を向けて寝ることはできないです!
でも映画は、小説の持っている独特の"夜"の雰囲気は
あまり感じることができません。
映像、画像的には萩尾望都さんのマンガ「霧笛」
(「ウは宇宙船のウ」収録)の方がいい感じ。
ブラッドベリと同じ年齢(91才)のレイ・ハリーハウゼンさんは
まだまだお元気で、2009年にはこれまでの自分史を纏め上げた、
もの凄い本を出しました。
是非、図書館などで。
「レイ・ハリーハウゼン大全」
僕は小学生の頃、
「学校一番の怪獣博士」と呼ばれていました、エヘン!
怪獣のことだったら、音楽よりもずっと詳しいんです!
子どもの頃、「頭の中は90%ぐらい怪獣」のことで埋まってたなあ〜
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編集長、しょっぱなから
いろいろオキテを破ってごめんなさ〜い。
許してちょんまげ。
今日の映画:「原子怪獣現わる」(1953)
(富田英伸)