青山陽一のベストアルバムからこの曲を聴いていました

2012.07.07
新しいカメラで

新しいカメラで

青山陽一

Blues For Tomato (2011)

青山陽一の「Blues For Tomato」は昨年(2011年)の私のよく聴いたベストアルバムの一枚です。

その中でも、この「新しいカメラで」は最もよく聴いた歌です。青山陽一の率いるYoichi Aoyama the BM's(Booker T & MG'Sからインスパイアーされたものと思われます)のハモンドオルガン、ブルージィーなギター、心地よいドラムス、そして隠し味のベースをバックに歌われる青山陽一の朴訥なバラード。ギターリストとしてもこのアルバムでは全面でその辣腕ぶりを披露しています。青山陽一の作るメロディとちょっとシュールな不可思議な詞の世界がいい具合にマッチングされた歌でもあります。その歌をいい塩梅にいい音にしたエンジニア、ミックスの元カーネーションの鳥羽修のセンスとサウンドデザインにも拍手です。

他にも「Empty Song」、「Claytown」など、それぞれいいんですよ。そして、The Blind Faithのカバー(Steve Winwoodの作品)の「Can't Find My Way Home」のカバーもかっこよく仕上がっています。

(伊東 潔)