2012.08.26 | ||
Sweet Season
SOY (1998) |
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佐橋佳幸と小倉博和の山弦と平松八千代のユニット「SOY」の1998年のデビューシングルです。
Carole Kingの「Sweet Seasons」を連想する曲名ですが、詞の中で歌われるように夏の歌。二人がともに過ごした愛おしい季節(=初夏から夏へ)を振り返り、その戻ってこない時間を慈しむ内容の歌。「ふたり」「あたし」、最後に「さよなら」とそれぞれのSweet Seasonが歌われる構成でその愛おしい季節をふりかえる。
詞の中の
「音楽のように輝いてた日々/幸せというコトバに恋してました/それは一度だけ許された時間」
「遠くで聞こえた誰かの奏でるメロディ/もうすぐ駆け足の夏をここに連れてくる」
「音楽」という言葉をその詞の中で歌うことによって、ふたりの愛おしい季節に普遍性を持たせる感じを受け取ります。
鈴木祥子(現在は鈴木しょうこと改名)と佐橋佳幸の共作の詞がいいですし、'70年代SSW、AORを影響を感じるサウンド(山弦、柴田俊文、山本拓夫、鈴木祥子、有賀啓雄)に平松八千代の芯のあるストレートでまろやかな歌唱もこの歌をチャーミングな歌にしています。今、聞いても爽やかなポップな歌として楽しめる歌ではないでしょうか。