2012.09.17
Something Big Something Big
Mark Lindsay

Single (1972)

もうちょっと Burt Bacharach で繋げます。
もう1回、映画音楽の Burt Bacharach。

僕が Burt Bacharach のことを好きになったきっかけは、彼が手掛けた様々な映画音楽。当時、故関光夫さんがDJをやっていた日曜FMの映画音楽番組にかじりついて聴いていました。
(関光夫さんについてはあらためて書きたいと思っています。)

『007カジノ・ロワイヤル』、『何かいいことないか子猫チャン』、『紳士泥棒ゴールデン大作戦』...、どれもテレビの劇映画枠で見た映画です。

特に『明日に向かって撃て』(1969-アメリカ)のこのシーンはとても印象深かったです。
2人が南米に逃亡するシーン。
こんなシーンに"スキャット"を使うなんて、これまでの西部劇には考えられなかったですから。

[South American Getaway]

監督、George Roy Hill はちょっと変わったセンスも持っている人でしたね。
有名な自転車のシーンと合わせて好きなシーンです。

共演した Paul Newman と Robert Redford が再共演を果たした『スティング』(1973)は Marvin Hamlisch (2012年8月に他界)が音楽を担当しましたが、Burt Bacharach が担当していたら、ちょっと変わった雰囲気になっていたかも知れませんね。


Burt Bacharach が出がけた西部劇は、あと1つあります。
『Something Big 〜テキサス大強盗団』(1971) という作品。
劇判は先の Marvin Hamlisch が担当。

Bacharach は主題歌を担当、歌ったのは Mark Linsay でした。
翌年、Mark Linsay 自身がプロデュースし直してシングルがリリース。

これ、Bacharach としては有名な作品ではないけれど、曲、アレンジとも完璧!
軽快で心地良くて、Bacharach の作品の中でもお気に入りの1曲です。
Bacharach 自身も気に入っていたらしく、自身の歌でセルフカバーしています。


今日の1曲:"Mark Lindsay - Something Big (1972)


(富田英伸)




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