2012.10.01
		DOWN TOWN SUGAR BABE SONGS (ELEC/Niagara NAL-0001) (1975)

　ギターのイントロからクラヴィネットの音が刻むリズムに合わせて達郎さんが歌う「DOWN TOWN」。
　
　「七色の黄昏降りてきて/風はなんだか涼しげ/土曜日の午後はにぎやか」
そして、「暗い気持ちさえ/すぐに晴れて/みんなうきうき」、「DOWN TOWNへくりだそう」とコーラスに合わせてリフレインされる歌詞にのせられた弾むメロディ。
　
　私が達郎さんの歌を聴いたのは、SUGAR BABEの「DOWN TOWN」、アルバムの「SONGS」でした。そして、かれらのライブを初めて見たのは、新宿厚生年金小ホールでのライブでした。その時に達郎さんの生の歌を聴いて以来、一時期音楽と離れた時期がありましたが、達郎さんの歌と音楽を聴き続けてきた原点は、「DOWN TOWN」であり、「SONGS」との出会いにあったと思います。

　当時、洋楽一辺倒だった私には、「DOWN TOWN」はいままでの邦楽にない新鮮さを感じさせる曲でした。その新鮮さとともに、達郎さんの声質、歌唱などを含むサウンドの心地よさ、楽しさに満ちた楽曲と出会えたこと、そして今も達郎さんの歌を聴き続けられることに喜びを感じています。