2012.11.02
Whisky Whisky
Carolyn Leonhart

Steel The Moon (2000)

昨日、「The Dukes of September Rhythm Revue」のライブを観に日本武道館に足を運びました。
Donald Fagen、Michael McDonald、Boz Scaggsという大物3名が一同に会するという、AORファンには夢のようなライブ。大枚はたいても観に行かねばと、風邪による発熱を押して向かいました。

すでにセットリストがオフィシャルページに公開されていたので、だいたいの感じはわかっていたのですが、三人三様、個性はそのままに、でもすごく息の合ったアンサンブルでした。各自のオリジナルはもとより、James Brown、Teddy Pendergrass、Isley Brothersなどなどソウルフルな曲もたくさんやってくれて、会場盛り上がる! バックバンドも何を演奏しても安定感があり、ソロも素晴らしい! 行って良かった〜。

バンドには女性コーラスが2名いました。その一人がCarolyn Leonhart。白人ですが、ソロをとったGradys Knightの曲「Heard It Through the Grapevine 」は迫力ある歌声で素晴らしかったです。でも、彼女はもともとはジャズシンガー。

父はジャズベーシストのJay Leonhartで、弟は、このライブでもトランペットを吹いており、Donald Fagenの最新作「Sunken Condos」の共同プロデューサーでもあるMichael Leonhart。Carolynもこのアルバムにも参加しており、昔からSteely Danのツアーのコーラスを努めるなど、姉弟ともにDonaldとは縁が深いようです。

私がCarolynを知ったのは、7〜8年くらい前に秋葉原の某オーディオ店の店長さんから「この人の歌、いいよ」とアルバムを聴かせてもらったのが最初です。癖がないきれいな声で、ジャズに詳しくない自分にもとっつきやすいと思いました。それから本人のアルバムはもちろん、Steely Danのアルバムでコーラスに注目して聴いたりしていたのですが、今回生で聴いて、何でも上手く歌える人だなあと改めて見直した次第です。

「Steel the Moon」というアルバムは、彼女のリーダーアルバムとしての1作目。Rob Bargadというピアニストがプロデュースしていて、しっとりと美しいジャズヴォーカルを聴かせてくれます。お父さんのJayがベースを弾いています。今からの季節にはイイ感じですよ。

そうそう、彼女は「Whisky」というカバー曲を歌っています。このアルバムには入っていないのですが、ここをご覧の方々には縁があると思いますので、今日の1曲に貼りました。聴いてくださいね。




今日の1曲


(なかのみどり)




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