2012.12.25 - Xmas Special
		12月の雨 荒井由実 日本の恋と、ユーミンと。2012 (1974)

クリスマスは来てしまいましたが、ユーミンのことを書いておかないと年が越せない気がして一題。

『日本の恋と、ユーミンと。』
好きですこのタイトル。ご本人は面映いなどとおっしゃってますが、このタイトルがポスターと一緒に露出しているのを見ると、ユーミンの帰ってきたなと感じます。ゴージャスで、風物詩で、時代であるユーミン。先日のNHKの特番ではスキーブームもユーミンのおかげとなっていましたが、そんな感じ。このベストは持ってるだけで豊かな気持ちになれる40周年記念盤です。

一方、ユーミンはリスナーの「悲しみ」や「切なさ」が主役と言っています。「詠み人知らず」な存在になりたいとも。ゴージャスと情感の微妙なバランスがユーミンにあります。

「12月の雨」は1974年のセカンドアルバム『MISSLIM』からの曲。音はゴージャスではなくバンドのアンサンブルで聴かせます。リズム隊の素晴らしさが情感を加速。付属のDVDの1曲目は、当時のいろんな映像が放り込まれていますが、日比谷公会堂の断片もあります。この時にはもうゴージャスになってますよね。1975年12月25日の日比谷の公演では、アンコールで山下達郎と大貫妙子が出てきて12月のコーラスをしたという話を、つい最近聞きました（タメイキ）。もっとユーミンをしりたい。

今年はCDの売り上げが回復したそうで、それに桑田さん（オリコン年間6位）、達郎さん（同10位）、ユーミン（同9位）のベストが貢献しているとのことでめでたい限りです。
あれ、9月発売が11月発売に抜かれてるぞこれ（笑）。