2013.02.10 - Love Songs Special
Hold Me Hold Me
Teddy Pendergrass & Whitney Houston

Love Language / Whitney Houston (1984)

 ホイットニー・ヒューストンとテディー・ペンダグラスのデュエットです。歌詞の内容というと、

(男)Hold you, Touch you, Make you my woman.
(女)Hold me in your arms tonight. Fill my life with pleasure.

これだけです。これで延々6分続けます。

 テディペンの殺し文句は「俺の女になれ」ですが、聞いてるこっちまで殺されそうになります。
 ホイットニーは「今宵は魔法に動かされ」と応戦します。これが若鮎のような歌唱ですがすがしい気分にさせられます。

 これをエレピとストリングス中心に延々6分続けるのですが、歌が《とてもきれい》なのでいつまでも聴いていたい感じ。エレピは誰でしょう?(Robbie Buchanan とも Michael Masser とも 他の人とも)。ストリングスは(まりやさんでもおなじみの)Gene Page ではないでしょうか。

 歌詞は甘美な言葉の連続で、大変勉強になります(ぼくがつかうことはないと思いますが:)

 Sweet Surrender(身をまかせ)
 Hearts Beat as One(共打つ鼓動)
 Something in your Eyes(瞳が語る)
 Magic has Begun(愛の魔法)

 この曲は、テディーのシングルとしてホイットニーのデビュー直前に発表されました。このテディペンはエロくなく、ホイットニーはキバりません。それには理由があります。このときテディーは例の悲惨な交通事故からの復活中、そしてホイットニーは伝説の幕開けの前夜。同じ音源がテディーのアルバム『Love Language』と、ホイットニーのデビューアルバム『Whitney Houston』に収録されています。ベストパフォーマンスと違う二人ですが、その手探り感が、この曲にいとおしさをもたらしています。

 明日2月11日はホイットニーの命日。1年たちました。テディー・ペンダグラスが召されたのが3年前の1月。二人はもういませんが、ラブソングは永遠です。


今日の1曲


 この曲の作曲/プロデュースの Michael Masser と Whitney Houston の関係については書いてみたいことがありますので、また改めてと思います。

(たかはしかつみ)




Copyright (c) circustown.net