2013.08.02 - Nippon 80s Special
君は夢の中 君は夢の中
安部恭弘

FRAME OF MIND (1985)

安部恭弘さんの作品から好きなこの曲を。

この「君は夢の中」は1985年にリリースされたアルバム『FRAME OF MIND』に収録された曲ですが、この曲が作られたのは、安部恭弘さんがまだ学生時代の頃だったと言われています。

誰にでも経験あると思うのだけど、
昔好きだった人を偶然、街で見かけたりした時、気持ちが緊張して一歩も踏み出せない感じ、その切ない気持ち。


青春の思い出が足にからみついて
おもうように歩けないよ
(詩:安部恭弘)


アルバムに収録された音源も当時のものを使用しており、それにイントロとエンディングに清水信之さんのシンセサイザーを加えて、それが"タイムトンネル"のような効果をもたらし、淡い青春時代に誘ってくれます。


君は夢の中(作詞作曲:安部恭弘)唄:安部恭弘



安部恭弘さんはソロデビュー前、竹内まりやさんに提供した「五線紙」を始め、当時のミュージシャンに楽曲提供をされていましたが、どれもこの曲のように精細な感じがあって好きな曲が多いです。
いくつかその頃の曲を。

レコードでは佐々木幸男さんの歌唱で知られている「セプテンバー・バレンタイン」ですが、1977年のポプコン予選大会から。安部恭弘さん自身が歌った「セプテンバー・バレンタイン」を。
まだ初々しい声です。


セプテンバー・バレンタイン(作詞:斉藤敦子 作曲:安部恭弘)唄:安部恭弘



ポプコンの出場を通じて、当時の出場者との交流もあったようで、安部さんの初期の作品である「からかったってダメさ」という曲には前回取り上げた、
小野香代子さんがコーラスに参加しました。


また、ポプコン出身のクリスタルキングにも楽曲提供。大ヒットした「大都会」のB面、「時流」というナンバー。これも名曲だと思います。


時流(作詞:阿里そのみ 作曲:安部恭弘)唄:クリスタルキング



安部恭弘さんの初期を作品には好きな曲が多くて多くて。
最後にスタジオライブでEPOさんと歌った「五線紙」を。


五線紙(作詞:松本隆 作曲:安部恭弘 )唄:安部恭弘、EPO






(富田英伸)




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