2015.01.16
Where Do I Go from Here Where Do I Go from Here
Paul Williams

sound track (1974)

この曲、僕が Paul Williams の楽曲に触れた初めての曲。

関光夫さんがやっていた映画音楽のラジオ番組で知りました。
映画『サンダーボルト』(原題:Thunderbolt and Lightfoot)の主題歌だったので、番組でかけてくれたと思うのですが、当時、好きだったクリント・イーストウッド(Clint Eastwood)の影響もあって、この曲も大好きになりました。

関光夫さんはその後も映画音楽家としての Paul Williams の楽曲をたくさんオンエアしてくれました。

映画『サンダーボルト』(原題:Thunderbolt and Lightfoot)、今でも好きな映画で、アメリカン・ニューシネマの香りをまだ残したロードムービー形式の映画。まだその頃、"ロードムービー"という言葉も一般的でありませんでした。
荒涼とした砂漠、長いハイウェイ、白いキャデラック、音のしない風景。
もうこの頃しか作ることのできない映画。

クリント・イーストウッド演じる謎の中年男(サンダーボルト)とジェフ・ブリッジス演じるお調子の若者(ライトフット)との奇妙な友情。気ままなヒッチハイク。
終盤のおとぎ話的な展開と切ないラストシーン。
そしてエンディングに Paul Williams のしゃがれた歌声。


この映画はクリント・イーストウッド自身の映画製作会社、Malpaso Company で作られた映画ですが、監督脚本はこれがメジャー監督デビューとなったマイケル・チミノ(Michael Cimino)。たぶん、マイケル・チミノが脚本で参加した『ダーティハリー2』(1973年)を気に入っての起用だったのでしょう。

現在、監督として成功を収めているクリント・イーストウッドですが、このように要所要所で、まだ世に知られていない映画人、例えば、現在第一線で活躍しているジョン・リー・ハンコック(John Lee Hancock)、ポール・ハギス(Paul Haggis)等、を抜擢していったのも功績の1つだと思います。

『ジャージー・ボーイズ』、まだ観ていないので早く観たいよ〜。





今日の1曲


(富田英伸)




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