2015.12.14
		Last Christmas Ariana Grande Christmas Kisses (2014)

時節柄ということで Ariana Grande によるワムの超有名曲のカバーを。アリアナ・グランデ「1993年6月26日生まれ、現在22歳のアメリカ人。世界がときめく“ネクスト・マライア” キュートな超実力派ポップ・シンガー、誕生！」（メーカーインフォより）。アリアナはまだアルバム2枚を出したばかりですが、この娘は歌上手いです。いわゆる子役上がりというか、天才少女というか。ものまねもやたらひねりが入っている。ひばりの若い頃を思い浮かべたりして。

アリアナの "Last Christmas"、本国では一昨年のクリスマスにデジタルダウンロード、CDは日本限定で5曲ミニアルバムとして昨年リリース。プロデュースは Babyface のチーム。「グリーティングカード4枚入り」っうかブックレットが切り離されて絵はがきになります。ユニバーサルは調子に乗って「大好きな日本のファンのために」みたいな企画をばんばん打っています。アリアナ自身も日本語むだに話したりしてわけわからない国際的隣のお姉さん。


今日の１曲　in Florida Disney World　/　音のみ


ライブ映像はフロリダのディズニーワールドから。幸せな気分になれます。というのもフロリダは彼女のホームグランド。アリアナ・グランデは同州のボカラトンという町の出身です。

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さて、そのボカラトンにはもう一人音楽界の重要な住人がいます。その名は Dennis Lambert。なんとアリアナは子どものころからランバートにかわいがってもらってたんだって〜。アリアナが子役として地元の劇場に出ていた頃、ランバートのお嬢さんも同じ劇場に入団してそれ以来家族ぐるみの付き合いをしてきたとのこと。

さらに さすがはランバート というエピソードを続けます。アリアナがラッパー Big Sean と一緒にフロリダに帰ってきたときもアリアナはランバートにメールをくれたそう。それに対してランバートが「これから彼の曲で賞をもらうんだよ」と返したものだからアリアナは驚くやら大喜びで「わたしのボーイフレンドよ！」と返してくれたそう（地元紙より）。


その Big Sean の曲がこちら。曲の半ばでもう一人のラッパー Lil Wayne が "Ain't No Woman Like the One I've Got" のワンフレーズを Lambert & Potter の曲から引用します。

Big Sean featuring Lil Wayne & Jhené Aiko / Beware (2013)

このサンプリングにより、Lambert & Potter は Big Sean らと並んで BMI（音楽著作権団体）の 2014 R&B/Hip-Hop Award Songs に選ばれます。

元歌は Four Tops です。俺の女はいい女、です。

Four Tops / Ain't No Woman (Like the One I've Got) (1973)

ちなみに "Ain't No Woman" のヒップホップ化は下の Jay-Z の曲からのようです。こちらは "Ain't No Woman" のサビが何度も繰り返されるのですが、男女の立場がひっくり返ってます。アタイの男はいい野郎、です。Lambert & Potter はヒップホップにも影響与えてます。

Jay-Z featuring Foxy Brown / Ain't No Nigga (1996)

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アリアナ・グランデ。若い子は忙しいので、ここ2月ばかりの間にも新曲 Focus を発表し、来日公演を直前でキャンセルし、そういえば Big Sean とは、とうに破局してましたと大忙しです。冒頭の Jimmy Fallon の番組でものまねもつい先日だ。しかし、そこに加えて最近おかしな曲がリリースされてます。

Who Is Fancy (feat. Meghan Trainor & Ariana Grande) / Boys Like You (2015)

Who Is Fancy がアーチストで "Boys Like You" がタイトルです。アーチストはよくわからない人で、私にはどんだけ〜の人にしかみえないです ^^;）。これもいい曲。もうこうなると彼氏が欲しいのか彼女が欲しいのかどうでもよくなります（汗）。メーガン・トレイナーと競演してます。

と原稿を用意している間に、アリアナからニューアルバムの情報が断片的に発表され始めて．．．楽しみです。