2019.01.06 - Songwriter
Native New Yorker Native New Yorker
Sandy Linzer-Denny Randell - Songwriter

(1977)

Songwriterシリーズ、
ソングライターチーム、Sandy Linzer-Denny Randell の最終回です。

第3回目の最終回では1970年代以降の中心に取り上げたいと思います。

前回は1970年代の Sandy Linzer の作品に触れましたが、一方、Denny Randell の方は BobCrewe のプロダクションで働き続け、1975年に Frankie Valli" Swearin' To God" を Bob Crewe と共作します。
Frankie Valli の次回のアルバム『Lady Put The Light Out 』(1977)では、"Native New Yorker" を Sandy Linzer と共作、チームが復活します。同時期、兄弟姉妹のソウルグループ、Odyssey を全面的にプロデュースします。


Swearin' To God(Bob Crewe-Denny Randell) / Frankie Valli(1975)

1975年、U.S. Billboard チャートの6位まで駆け上がりました。ニューヨークの Media Sound Studio で録音された作品の中では最高傑作ではないかと思います。


Native New Yorker(Sandy Linzer-Denny Randell) / Frankie Valli(1977)

1977年、Sandy Linzer-Denny Randell チームが復活します。"Native New Yorker" が収録されている Frankie Valli 『 Lady Put The Light Out』 のリリースが1977年。プロデュースは Charles Calello。Bob Crewe が関わっていないアルバムでした。ニューヨークの摩天楼が目の前に浮かび上がります。Odyssey でも録音された楽曲。詳細はこちらを。


You Keep Me Dancing(Sandy Linzer-Denny Randell) / Samantha Sang(1978)

もう1曲、ダンスナンバーを。オーストラリア出身の Samantha Sang に提供したナンバー。1978年、Private Stock Records からリリースされました。録音は西海岸の A&M Studios。


最後に1980年以降の2人の活躍を少し。

1985年、Sandy Linzer は復活した The Four Seasons のアルバム『Streetfighter』 に Irwin Levine との共作曲を2曲、提供します。ちなみにシングルカットされた表題曲 "Streetfighter" は Sandy Linzer がプロデュースを担当しました。

Once Inside A Woman's Heart(Irwin Levine-Sandy Linzer) / Frankie Valli And The Four Seasons(1985)


Denny Randell は2000年代も Biddy Schippers という女性と一緒に、Randell & Schippers というデュオを結成して音楽活動を続けているようです。これまで Linzer-Randell が作り出したヒット曲達を演奏しています。

Randell & Schippers Perform on the 2009


(富田英伸)

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