2021.04.02 - Magic Voice
Gee, But I'm Lonesome Gee, But I'm Lonesome
The Blossoms Stories Part 4

(1960)

Magic Voicesシリーズ
今回は女性ボーカルグループ、『The Blossoms Stories』の第4回目です。

第4回:The Blossoms が別名グループでリリースした作品

第4回目は、1960年代前半を中心に The Blossoms が他のグループ名でレコーディングに参加した作品を聴いていきたいと思います。他のグループを使用した背景には、その時のプロデューサーの意向を反映して、柔軟に対応していったのだと思います。


Gee, But I'm Lonesome(Bruce Johnston) / Playgirls(1960)

1960年、RCA Victor Records からリリースしたシングル。曲を書いたのは、後に The Beach Boys に参加する Bruce Johnston。Bruce Johnston にとっても初期の作品にあたります。ここでは Playgirls というグループ名で録音。非常に優しいボーカルを披露しています。


Gee What A Guy(Dionne Warwick-Van McCoy) / Yvonne Caroll And The Roulettes(1963)

1963年、Domain Records というマイナーレーベルからリリースしたシングル。The Blossoms は The Roulettes という名前で録音に参加しています。Van McCoy が曲を書き、シンガーの Dionne Warwick が詩を書いています。Doo Wop スタイルの落ち着いたメロディです。


Guitar Man (Dance With The)(Duane Eddy-Lee Hazlewood) / Duane Eddy And The Rebelettes(1962)

"Twangy Guitar" で知られる、Duane Eddy がリリースしたシングル。ここでは The Rebelettes というグループ名を与えられて録音しています。仕掛け人は Lee Hazlewood。この人もよく、The Blossoms を起用する人です。


Guitars, Guitars, Guitars(Lee Hazlewood) / Al Casey And The K-C-Ettes(1963)

またまた、Lee Hazlewood が仕掛けたギターサウンド。セッション・ギターリストとしても知られる Al Casey が1963年にリリースしたシングル。Al Casey は元々、Duane Eddy と一緒に活動していた人でした。The Blossoms は The K-C-Ettes というグループ名を与えられています。


The Huckle-Buck(Andy Gibson-Roy Alfred) / The Ultra Mates(1962)

1962年にリリースされたシングル。元々は1949年に作られたジャズのジャンプナンバーですが、西海岸のガレージサウンドスタイルで蘇りました。The Ultra Mates 名義でリリースされました。Gold Star Studio で録音されている模様で、演奏力も高いです。ドラムスは Hal Blaine だと思います。



*写真:左から Phil Spector、Darlene Love、Cherilyn(後の Cher)



(富田英伸)

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