大ビーチボーイズファミリーの Add Some Music To Your Day
2021.12.28
Add Some Music To Your Day
California Music
Presents Add Some Music (2021)
ここから "Add Some 2021" / California Music をレビューしていきます。
"Add Some 2021" 盤も買ったのですが、公開された映像があまりにも良いので、youtube でばかり視聴していました。
複雑なのに暖かい気持ちが伝わる!この曲の説明はもはや不要と思いますので、参加メンバーの紹介をします。
Mike Love, Rob Bonfiglio
Al Jardine, Bruce Johnston
冒頭から12弦ギターを弾いているのが Rob Bonfiglio、カーニーの旦那様で、彼がこの曲をまとめあげました。
リードボーカルはマイク、アル、ブルースの3人がうれしく並んでいます。
Aメロを、マイクとアルで仲良く分担しているのですが、ブルースが50年前と同じところ (お医者様のところ、結婚式のところ) で出てきて歌うのがとても嬉しいです。
Christian Love, Carnie Wilson & Lola Bonfiglio,
Justyn Wilson, Wendy Wilson
Matt Jardine
コーラスは息子たち、娘たち、ほぼ総出演です。
Christian Love はマイクの息子です。彼の姉と妹 Hayleigh Love, Ambha Love もコーラスにクレジットされています (映像には出演していない) 。
Carnie Wilson はブライアンのお嬢さんで、Wilson Phillips のカーニー姉さんですね。一緒に歌うのがお嬢さん (ブライアンの孫) のローラです。
Justyn Wilson はカールの息子です。メディアに出るのは初めてではないようですが、私は初めて歌うところをみました。目線がやさしい!
Wendy Wilson はブライアンの次女さんで、Wilson Phillips です。大サビで一日を感謝するいいところでとてもいい表情をします。
Matt Jardine はアランの息子で、この曲でも全面的にがんばっています。ビーチボーイズの "ほぼメンバー" として来日もしています。カールが歌っていた大サビを本当に心を込めて歌い上げています。
Kristin Weber (Violin) , Austin Hoke (Cello)
John Stamos (Actor on Wedding)
バイオリンとチェロのふたりもクレジットされて出演もしています。
結婚式映像の "いい男" は John Stamos。米ドラマの当たり役も持っている俳優さんですが、ビーチボーイズのドラマーも努めたことがあり、なんと "Kokomo" のプロモビデオの打楽器は彼なんだって。
Dennis and Carl
Jeffrey Foskett, David Marks
もちろん、デニスとカールも出てきます。「映画でも音楽がハートにささやくよね」という歌詞にかぶせて出てきてくれます。
最後にチラッとジェフリー・フォスケットが出てきます。彼は多分歌えなくなっていると思うのですが、リッケンを弾いてくれていて感動。その最後の最後の決めのポーズは元祖 BB5 のデビット・マークス。
以上で、クレジットされたメンバーの全員が紹介できて、映像出演者の確認もこれで漏れがないと思います。
なお、このカバーの発案と製作は、雑誌「Endless Summer Quarterly」の編集者 David Beard 氏だそうです。彼の労力と情熱に心から感謝すると共に、このような「恩返し」ができてうらやましいと思います。
さあ、みなさんもぜひ一緒に "Add Some" を歌って、最後にカーニー姉さんから「二重丸」をもらってください。
追伸
ブライアンは出てきませんが、謝辞にしっかりクレジットされていますのでご安心を。と思っていたら年末にブライアンからピアノソロアルバム ("Ay My Piano") が届けられました。2021年、ビーチボーイズにとって、素晴らしい年でした。
(たかはしかつみ)