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aboutジーン・デ・ポール その２
2023.10.29
今回は Gene De Paul の続きです。
Gene De Paul が手掛けた作品の中でももっとも有名な作品、大型ミュージカル映画『掠奪された七人の花嫁 』 (SEVEN BRIDES FOR SEVEN BROTHERS、1954) から聴いていきましょう。Johnny Mercer-Gene de Paul チームで作られた映画です。
Spring, Spring, Spring (Johnny Mercer-Gene de Paul) From "Seven Brides for Seven Brothers" (1954)
Spring, Spring, Spring (Johnny Mercer-Gene de Paul) / Joanie Sommers (1963)
1954年の『掠奪された七人の花嫁 』 (SEVEN BRIDES FOR SEVEN BROTHERS) から。長い冬を過ごした若者たち、待ち遠しい春がやってきて溌溂と歌います。
1963年の Joanie Sommers のアルバム『Sommers' Seasons』に収録されたバージョンも合わせて。プロデュースとアレンジは Stan Applebaum です。
Wonderful, Wonderful Day (Johnny Mercer-Gene de Paul) From "Seven Brides for Seven Brothers" / Jane Powell (1954)
"Wonderful, Wonderful Day (Johnny Mercer-Gene de Paul) / Jane Powell (The Ed Sullivan Show、1964)
同じく、『掠奪された七人の花嫁 』から。ジーン・パウエル (Jane Powell) が美しいソプラノで歌います。ワルツ調の素敵な曲です。
そのジーン・パウエル がThe Ed Sullivan Show に出演、この曲を歌いました。その時の映像も合わせて。これも素晴らしいソプラノ！
Namely You (Johnny Mercer-Gene de Paul) From "Li'l Abner" / Leslie Parrish (dubbed by Imogene Lynn) and Peter Palmer (1959)
Namely You (Johnny Mercer-Gene de Paul) / Joanie Sommers (1962)
Johnny Mercer-Gene de Paul チームで作られたブロードウェイ・ミュージカル『Li'l Abner』。1959年に映画化されました。主演のレスリー・パリッシュ (Leslie Parrish) の歌声は Imogene Lynn という女性がアテています。
これも Joanie Sommers が1962年のアルバム『Let's Talk About Love』で歌っているので、これも合わせて。Tommy Oliver のアレンジです。
Love In A Home (Johnny Mercer-Gene de Paul) / Doris Day (1956)
同じく、ミュージカル『Li'l Abner』から生まれた曲です。1956年に Doris Day がリリースしました。流れるような美しいストリングスは Paul Weston のオーケストラです。
Teach Me Tonight (Sammy Cahn-Gene de Paul) / Janet Brace (1953)
Teach Me Tonight (Sammy Cahn-Gene de Paul) / The De Castro Sisters (1954)
Teach Me Tonight (Sammy Cahn-Gene de Paul) / Robin Ward (1963)
Gene de Paul の曲で一番有名な曲。この Janet Brace という女性が一番目に録音した模様です。翌年に The DeCastro Sisters という女性ボーカルグループがシングルリリース。これがヒットとなり全米に広がり人気曲に。その後、数多くの女性シンガー達によって歌い引き継がれました。
とってもキュートな Robin Ward の1963年のアルバム『Wonderful Summer』収録のバージョンも合わせて。
Afterthoughts (Carolyn Leigh-Gene de Paul ) / Nancy Wilson (1965)
Afterthoughts (Carolyn Leigh-Gene de Paul ) / Jack Jones (1967)
ここからは1960年代以降の作品を。
Gene de Paul は1960年代に入っても作曲活動を続けました。作品数は少なくなりましたが、いい感じの曲を書いています。ブロードウェイの女性作詞家、Carolyn Leigh と組んだ作品。1965年、Capitol Records から Nancy Wilson がシングルリリースしました。アレンジは Sid Feller 。
1967年に Jack Jones も Kapp Records からシングルリリース。こちらは Pete King のストリングスです。
Sorry (Johnny Mercer-Gene de Paul) / Doris Day (1967)
1967年、Doris Day が Columbia Records からリリース。詩は Johnny Mercer が書きました。これも Gene de Paul らしいとてもキュートな曲！
* 1954年の『掠奪された七人の花嫁 』 (SEVEN BRIDES FOR SEVEN BROTHERS)
* 上記写真は Johnny Mercer (右) 、Gene de Paul (左)
(富田英伸)