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Artisan |
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CD |
AMCM4100 |
1991.6.18 |
MOON/MMG |
CD |
WPCV-10026 |
1999.6.2 |
MOON/WARNER |
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1. |
アトムの子 |
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山下達郎 |
山下達郎 |
2. |
さよなら夏の日 |
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山下達郎 |
山下達郎 |
3. |
ターナーの汽罐車-Turner's Steamroller- |
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山下達郎 |
山下達郎 |
4. |
片想い |
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山下達郎 |
山下達郎 |
5. |
Tokyo's A Lonely Town |
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Pete Andreoli & Vincent Poncia |
6. |
飛遊人-Human- |
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山下達郎 |
山下達郎 |
7. |
Splendor |
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山下達郎 |
山下達郎 |
8. |
Mighty Smile(魔法の微笑み) |
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山下達郎 |
山下達郎 |
9. |
"Queen Of Hype" Blues |
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山下達郎 |
山下達郎 |
10. |
Endless Game |
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山下達郎 |
山下達郎 |
11. |
Groovin' |
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Felix Cavaliere & Eddie Brigati |
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1991年6月に発売されたオリジナル・アルバム。達郎の輝かしい歴史でもあるアルバム・セールス1位を、もちろん記録している。
このアルバムの1曲目に収録されている「アトムの子」は、一部では聴き方によっては達郎らしくないと評されるほどに、イントロからパワフルで力強い。この曲は聴く人にエネルギーを与えてくれる。2曲目の「さよなら夏の日」は冬に聴く「クリスマス・イブ」に負けず劣らず、夏のバラードの名曲として並び称される。3曲目の「ターナーの汽罐車」に至っては、誰もが認めるまさに珠玉の1曲である。達郎自身からも、ラジオ番組などでこの曲の題名の由来や曲作りの背景などの話もあり、ファンの心に強く残っている。6曲目「飛遊人−Human−」、7曲目「Splendor」などは、聴けば聴くほど味の出る隠れた名曲であろう。このアルバムは、落ち込んでいる時や元気が欲しい時に聴くと、間違いなく力強く、優しく励ましてくれる、そんな魅力に溢れている。
アルバム全般を通して、アップ・テンポやアカペラ風、バラードなど曲調もバリエーションに富み、メロディラインの美しさとアレンジの出来上がりの素晴らしさにおいても、達郎イズムが全曲にわたってあますところなく発揮されている。この完成度の高さが後の『Cozy』までの7年間をもたらすきっかけとなったというのは考え過ぎか。
1曲目と11曲目は、「サンデー・ソング・ブック」のオープニングとエンディング・テーマとしてもそれぞれ使われており、アルバムを通して聴くとお天気の良い日曜日に、のんびりと1回分の放送を聞いたような、心地よい気分になれること間違いなし。(近藤直哉) |
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