1972年、達郎が10代の頃からやってきたバンドの解散記念として作られた自主制作盤。タイトルは、ビーチ・ボーイズの作品の題名から名づけられた。(アルバムThe
Beach Boys『Sun Flower』に収録)
A面はビーチ・ボーイズの曲を、B面では、バディー・ホリー、フランキー・ライモン・アンド・ティーンエイジャーズやエヴァリー・ブラザーズなど、60年代のオールディーズ・ソングスを取り上げている。録音された時のメンバーは、達郎の他に、鰐川己久雄(のちにシュガー・ベイブに参加)、並木進、武川伸一で、のちのシュガー・ベイブのギターリスト、村松邦男もクレジットされている。当時はわずか100枚しかプレスされなかったが、このレコードの存在をきっかけに伊藤銀次や大滝詠一、シュガー・ベイブのマネージャーとなる長門芳郎との交流が始まる。
このアルバムには大好きな音楽への熱い気持ち、キラキラと輝いている青春がみえてくる。このアルバムは現在、CD化されており、山下達郎オフィシャル・ファン・クラブを通じて入手可能。(富田英伸) |