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1. |
最後の楽園 |
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細野晴臣 |
2. |
コーラル・リーフ |
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鈴木茂 |
3. |
ノスタルジア・オブ・アイランド
Part I:バード・ウインド
Part II:ウォーキング・オン・ザ・ビーチ |
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- |
山下達郎 |
4. |
スラック・キー・ルンバ |
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細野晴臣 |
5. |
パッション・フラワー |
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- |
鈴木茂 |
6. |
ノアノア |
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鈴木茂 |
7. |
キスカ |
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山下達郎 |
8. |
コズミック・サーフィン |
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細野晴臣 |
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LP Version |
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A-1. |
最後の楽園 |
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細野晴臣 |
2. |
コーラル・リーフ |
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鈴木茂 |
3. |
ノスタルジア・オブ・アイランド
Part I:バード・ウインド
Part II:ウォーキング・オン・ザ・ビーチ |
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山下達郎 |
B-1. |
パッション・フラワー |
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鈴木茂 |
2. |
ノアノア |
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鈴木茂 |
3. |
コズミック・サーフィン |
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細野晴臣 |
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元々はマスター・サウンド・シリーズというHi-Fiオーディオ企画物として1978年に録音された(CD再発は93年10月15日)。細野晴臣・鈴木茂とともに南太平洋をモチーフに制作された一枚ということでリズム・セクションにも「ほぼYMO」「ほぼティンパンアレイ」といった面々が並ぶ。別アルバムと曲を組み直した『ISLAND
MUSIC』というものもある。
全編インストゥルメンタルで達郎は作・編曲家として「ノスタルジア・オブ・アイランド」、「キスカ」を提供。「Pacific〜太平洋」といっても「夏だ海だタツローだ!」ではなく、ゆったりとした気怠い作風で迫る。
「ノスタルジア・オブ・アイランド」は南の島での昼寝を思わせるような、どっぷりのリゾート・ミュージック。このまま環境ビデオに使われても違和感ナシ。他の曲が複数のミュージシャンによるセッション形式で録音されているのに対しこの曲のクレジットは山下達郎(G.)と坂本龍一(Key.)の二名のみ。しかもキーボードは「ホンのお化粧程度」といった感じで、ほとんどのパートは達郎が一人で演奏したものと思われる。ビーチ・ボーイズの「Girls
On The Beach」の一節がさり気なく(いや、全然さり気なくないが)織り込まれるなど、昔から変わらぬ「宅録小僧っぷり」が垣間見えて楽しい。
代わって「キスカ」は「せぇの録音」でオリジナル・アルバムやツアーでもおなじみの土岐英史をフィーチャーしている。クールなグルーヴと凝ったコーラス・ワークが涼し気だ。ちょうど『IT'S
A POPIN' TIME』と時期が重なる頃でもあり、信頼のおけるスタジオ・ミュージシャン達に「お任せしました」といった感の作品である。
全8曲中、2曲だけの参加ではあるがアイドル等への楽曲提供とはひと味違った音楽職人の達郎を堪能することが出来る。(鈴木茂) |
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