元々、 Bob Crewe はルックスの良さも手伝って歌手志望だったと思われます。プロデューサ稼業と別に、本格的な3枚のソロアルバムを出しています。(2枚目「Crazy in the Heart」はまだ未聴。スマン、だって高いんだもん)
まずソロアルバム「Kicks With Bob Crewe」 (Warwick)、まずジャケットを見てください。この流し目だけで Bob Crewe 先生にメロメロ。
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Bob Crewe / Kicks
女達は誰でも俺の魅力にクラクラさ!
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Kern-Hammmerstein 2nd、Irvin Berlin、 Fain-Harburg、Gershwin といったティンパン・アレイの曲をジャズ界の重鎮Ralph Burnsのアレンジ・指揮の下で歌っています。優しいクルーナ・ヴォイスで雰囲気のある歌唱ですので、時代がもう少し前だったら、スターになれたかも知れません。ここで興味深いのは、Rays に書いた " Silhouettes " 等の曲をジャジーな雰囲気でセルフ・カバーしています。
1977年になって1枚「Motivation」(Elektra)というAOR的要素の強いアルバムを発表。Kenny Nolan、L.Russell Brown といったBob Crewe のおかかえソングライターに加え、B. J. Thomas や Elvis Presley が歌った " Suspicious Mind "の作者で知られるMark Jamesもソングライターとして参加しています。 |
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バッキングは、マッスルショールズの面々、プロデュースは御大 Jerry Wexler と Barry Beckett で、 Bob Crewe の甘い声によく合わせたいい楽曲ばかりです。コーラスといったらこの人、Curt Boettcher も参加しています。
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Bob Crewe / Motivation
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また、Bob Crewe は Jane Fonda主演、Roger Vadim監督作品「Barbarella」(1968)でも、主題歌を歌っています。音楽担当はCharles Foxで、バックコーラスは、Bob Crewe が手がけたコーラスグループ、Glitterhouseが担当。
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O.S.T. / Barbarella
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