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コンサートはブライアンの生涯を振り返る短篇ビデオの上映から始まりました。
続いて全く意表をつかれたオープニング・ナンバー。ブライアンは好きなんですね、この曲。『Pet Sounds』前夜を盤に記録したこの曲。ステージ上では鉄琴の不思議なアレンジが強く印象に残りました。
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1. |
The Little Girl I Once Knew
1965.11
Spirits of America
(Capitol TOCP50867)
Original Vocal by
Carl, Brian and Mike |
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意表の2連発目。たたみかけるドラムスとヴォーカルの緊張感が絶品の一曲。
ただしブライアンのウォーム・アップには少々難曲のようにも思え、コンサートの展開を多少心配したのも事実。オリジナルのヴォーカルはカールでしょうか?絶唱の一つ。70年代の最高傑作『Sunflower』から。しかしいい曲ですね。
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2. |
This Whole World
1970.6
Sunflower
Original Vocal by
Carl |
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3曲目でおなじみの一曲が登場。バンドが最もノッていた64年のヒット曲。
バンドの程よい音の厚みとコーラスのうまさが客席に伝わります。circustown の読者には達郎氏の若き歌声も思い出されるかもしれませんね。
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3. |
Don't Worry Baby
1964.5
Shut Down Vol.2
(Capitol TOCP3316)
Original Vocal by
Brian |
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ソロの天使の声をジェフリー・フォスケットが存分に歌い上げ、ブライアンはマイクのパートへ。バンドの骨格が見え始めました。静かなイントロに夜明けの海を感じさせます。ジェフのソロは絶品!
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4. |
Kiss Me, Baby
1965.3
The Beach Boys Today!
(Capitol TOCP3319)
Original Vocal by
Brian and Mike |
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2曲続けて初期の名バラードが登場。どちらもなくてはならない曲。ステージのブライアンの声はハーモニーに隠れてしまうこともあるのですが、まずは彼が部屋から出てきてくれて、一緒に歌えることの幸せ。ちょっと失礼を承知で書けば、このコンサートではブライアンのリード・シンガーとしての存在の希薄さが、却って彼のコンダクターとしての存在を際立たせました。同時に彼と一緒に「ハモる」幸せを満喫した客席も多かったのでは。
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5. |
In My Room
1963.9
Surfer Girl
(Capitol TOCP3314)
Original Vocal by
Brian |
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6. |
Surfer Girl
1963.7
Surfer Girl
(Capitol TOCP3314)
Original Vocal by
Brian |
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典型的な「マイク・ラブ」ソング、パンチでゴーといった感じの大ヒット曲2曲がブライアンに帰ってきました。この2曲がこんなに今のブライアンに「はまる」とは。ビートルズでポールがジョンのパートを歌ってもこうは行かないはず。ブライアンは自分の歌わないパートにも愛情と見せ場を仕込んでましたね。
自分が歌ってもいいものをメンバーに歌ってもらう。つまり音楽のねらいがハーモニーとアンサンブルにあったと再度思います。
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7. |
California Girls
1965.6
Summer Days (and Summer Nights!!)
(Capitol TOCP3320)
Original Vocal by
Mike |
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8. |
Do It Again
1968.7
20/20
(Capitol TOCP3327)
Original Vocal by
Mike |
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あれ、もう演っちゃうの?と大ヒット曲の登場に、客席は最初のノックダウン。
でも本当のKOがこれから来るのはまだ分かりませんでした。今思い返すと、このコンサートは構成のうまさにも気づきます。
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9. |
I Get Around
1964.5
All Summer Long
(Capitol TOCP3317)
Original Vocal by
Mile and Brian |
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