このCDは合唱団とオルガンによるキャロルを20曲収録しており、演奏は聖歌隊など3つの合唱団によります。コーラスの持つ力は素晴らしく、自然と敬謙な気持ちにさせられます。実は私は合唱団にいたことがあって、ミサ曲なども何度か歌った経験があります。ですから礼拝とか結婚式で大きな声で讃美歌を歌うと、教会のおばさんに誉められることがあります。そういえば、池袋の某デパートで讃美歌を歌いながら店内を歩きまわるとかいうあやしいバイトもしたこともあります。いずれにせよそういう時は合唱団上がりでよかったなと思います。 本CDは「キャロルの1000年」と副題されていますが、年代が明記されているものだけでも、14世紀の旋律から20世紀の現代音楽の作曲家の手になる作品までが収録されています。
(たかはしかつみ)