「Teresa Bright がいかにキャパの大きな、そしてハートウォーミングなヴォーカリストであるかを、たくさんの人に知ってもらいたい」。このアルバムを聴いて真っ先にわたしはそう思いました。クリスマスの荘厳さと、暖炉の火を家族で見つめている時の心と体両方の暖かさ、そしてハワイの湿った風の中のクリスマス・シーズンの雰囲気が一枚で味わえる楽しさ。今年の冬はこのアルバムもぜひローテーションに加えてくださいね。賛美歌あり、スタンダードなクリスマス・ソングあり、Ray Parker Jr.のペンによるクリスマス・ソングなども入っているんですよ。
「It's The Time Of The Year」は、Dwight Kanoe というハワイの人の作品です。クリスマス・ソングとして定番になり得る要素って、メロディが親しみやすいこと、クリスマスの情景・心情などが歌いこまれていること、そして何より気品があることではないかと思うのですが、この曲はそのどれもが当てはまる名曲です。きっと次代に歌い継がれる一曲となるでしょう。
彼女の歌声を聴いていると、身も心も洗われる気がします。ヒーリングというと流行りもののようでいやなのですが、Karen Carpenter
とも共通するような心に沁み渡る歌声の持ち主です。神様が宿っているに違いないテレサの歌とともに、おだやかな冬の一日を過ごしてみてください。
|