ひとつめは希望の銅貨、2つめは夢の銅貨、3つめはダンスの銅貨、4つめは微笑みの銅貨、一番大切な銅貨、それは愛の銅貨。五つの銅貨を持っていれば、きみは百万長者。(「五つの銅貨」より)
デキシーランド・ジャズのコルネット奏者、Red Nichols の人生を元にした映画『五つの銅貨』(1959年)から。
映画の中では、ジャズスポットの舞台で Louis Armstrong が「Goodnight, Sleep Tight」を歌っている途中で、Danny Kaye がこれと異なる歌、「Lullaby In Ragtime」を重ねて歌い出します。そして娘のドロシーちゃんが「The Five Pennies」を合わせて歌います。3人が3曲の異なる歌を重ねて歌う素敵なハーモニー。
他の歌につられないように、耳を塞ぎながら歌う出すドロシーちゃんがカワイイです。僕の大好きな1シーン。この曲、2000年4月2日のSSB「似たもの曲特集」の最後に印象的にオンエアされました。3曲ともコード進行が同じなので重ねて歌えるんですね。あと Danny Kaye がおかしい!「インディアナ」。そして溌剌とした「リーダーに続け」等々、楽しいシーンがいっぱい。